出版社から「この本をマンガにしたい」という依頼を受けて、 ビジネスコミックの制作は始まります。

まず、原作本の著者、出版社の編集者、マンガの脚本家、そしてトレンド・プロの編集者で、 その本で著者が一番言いたかったこと、読者にとって一番有用なことなどをしぼり込み、 そのテーマが伝わるにはどのようなストーリーがいいか、登場人物、舞台設定はどうするかを話し合いながら決めていきます。
そこで決まったマンガのあらすじをもとに、ふさわしい漫画家さんを選び、より「伝わるマンガ」にしていくべく、多くのスタッフと連携しながら制作を進めていく、それがビジネスコミック編集という仕事です。

ビジネスコミック編集の最も大きな魅力は、自分の関わった仕事が、「本」という形になり、本屋さんに並ぶということ。

マンガ原稿を出版社に納品し、それが本の形になって手もとに届いたときには、何とも言えない達成感と喜びがあります。

マンガを制作しているときから、「一人でも多くの読者に届いてほしい」という願いを込めて編集業務に携わっていますが、本の売れ行きランキングに入っていたりすると、喜びもひとしおです。