販促物を販売できるクオリティに

看護師の考課者研修で使用するテキスト『マンガでわかる病院人事考課ガイドvol.1』の制作をお願いしました。この冊子は弊社のノウハウを元に、看護現場で起こりうるケーススタディをシーンごとにマンガで表現することで、疑似体験していただけるよう、わかりやすくテキスト化したものです。

当初は販売するのか無料配布するのか、はっきり決めていませんでしたが、会長からも「これなら売っても良いんじゃないか」というGoサインが出たため、5000部ほど印刷して、一冊1,100円で販売に踏み切りました。売り始めてからひと月ほどで、500部超を売り上げています。おかげさまでなかなか好評で、買っていただいた方からは「いつvol.2が出るの？」という声も頂いています。vol.2やvol.3を発売すると、vol.1がさらに売れるようになるという話も伺いましたので、vol.2以降も企画していきたいですね。

コストを投資に変えるためには！？

もちろん冊子の販売だけでコストを回収しようと考えているわけではありません。これをきっかけに今までお付き合いのなかった病院とお付き合いができ、コンサルタントの契約が取れれば、それで元が取れると考えています。

たとえば１病院あたり５～10部ご購入いただけると考えると、500とか1000の病院に行き渡るということになります。これは弊社にとって大きな数字です。弊社の取引先は、過去の契約実績ベースで400病院ほどあり、医療コンサルの分野ではトップクラスだと思いますが、全国には8000もの病院がありますので、まだまだ一部でしかありません。ですから、この冊子を買っていただくことで、今までお取引がなかった病院が新たなダイレクトマーケティングの対象になるというのは大きな意味があります。まだコンサルタントの契約にはつながっていませんが、この冊子とともに案内を送った25万円の考課者研修がすでに3本決まり、6万円の看護主任育成講座も非常に人気を集めています。

こういう冊子を購入してくださる病院は教育熱心なところが多いですし、弊社に対しても、「マンガでわかりやすく説明しているし、面白そうな会社だ。１人くらい行かせてみよう。」という感じで好印象を抱いていただけているようです。冊子を売るだけでなく、そこからどれだけビジネスを積み重ねられるかがこれからの勝負です。