【漫画化の目的】
経営戦略を社員や家族に浸透させる
【漫画のターゲット(読者)】
社員およびその家族
【漫画の活用方法】
社内報(季刊)に掲載
株式会社
ミツカングループ本社
創業200年余りの老舗企業。トップシェアの食酢で培われた醸造技術を生かして、めんつゆ、納豆などで高いシェアを誇る食品メーカー。
→会社HP
担当スタッフの企画意図
豊富な背景情報を、いかにわかりやすく伝えるかにこだわっています。
担当:岡田光太郎(トレンドプロ)
全社の経営戦略を伝える社内報マンガ
社内報には、経営方針や戦略といったタテの情報(経営情報)を伝える役割と、他の社員の結婚や他の部署のことなど、それを知ることで会社として一体感を持ってもらうためのヨコの情報(会社情報)を伝える役割がありますが、前者は文章にすると難しくて中々伝わりづらいんですね。それをより分かりやすく、身近に感じてもらうため、マンガという方法を使っています。
はじめは社内の各部署の方を取り上げ、その活躍や苦労をマンガで紹介していました。2年間連載し、ある程度いろいろな部署の方に登場して頂いて一段落ということで、この春から、新しいシリーズをスタートしました。新シリーズでは『食』を取り巻く環境にスポットを当てて、そこに起きている変化、たとえば、少子高齢化や穀物価格の高騰といったものを取り上げ、その中でミツカングループがどういった戦略を取っているのかを分かりやすく伝えたいと思っています。以前のシリーズよりもカタい内容になるかもしれないと思ったため、マンガのタッチをより柔らかいものに変えています。
難しいネタでもうまくマンガに調理してもらえる
社内報マンガというのは、どうしても文字数が多くなってしまい、説明っぽくなってしまいがちです。こちらとしても、盛り込みたい要素がたくさんある中で、何にフォーカスするのがいいのか悩みながらトレンド・プロさんにお願いすることも多いんです。そういった状況でも、マンガで見せることで効果的な部分を大量の資料の中から選び出して、よくまとまっていて伝わりやすいものにしてくれる。ムリなお願いが多くて申し訳ないのですが、とても助かっています。
私は社内報のマンガについて、『週刊こどもニュース』というテレビ番組並の分かりやすさを目指しています。あの番組って基本的に子ども向けの番組ですが、どうしたらうまく伝えられるかがとても工夫されていて、大人が見てもよくわかるんですよね(笑)。社内報も簡単で面白く、でも内容が充実したものが作りたい。一部からは、マンガにしなくても分かる、という声もありますが、『わかりやすい』といった声もたくさん頂いており、目的を達成できていると感じています。