アドマンガは、 人を超える漫画家さんとコンタクトが可能です。そのうちアドマンガのHPに登録されている方が 人いらっしゃいます。登録漫画家リストをご参照いただき、ご自分で希望される漫画家さんを選ぶことができます。また、ご希望のタッチや、ターゲット像などを教えていただければ、弊社専任スタッフから案件に適した漫画家さんを提案させていただくことも可能です。いずれのケースにせよ、漫画家さんを選ぶ際に気をつけていただきたいことを説明していきます。
マンガのイラスト1点のタッチだけを見て判断するのは危険です!
どんな方でも、漫画家さんを選ぶ際には、まず絵(画)のタッチを見ることからはじめると思います。たまたま目にした絵(画)の好き・嫌いで選んでしまうケースが非常に多いのですが、そこには大きな落とし穴があります。
それは、マンガというのはワンカットの絵ではなく、連続したマンガのコマカット全体の流れの中で伝えたいことを表現するものだということです。
1点だけの絵がうまい人はたくさんいます。ところが、これがストーリー全体の展開の中で、コマ割りや演出の強弱などを駆使して上手に表現することが、漫画家としての素質、センスの差が出るところなんです。
自分の好みで漫画家さんを選んでいませんか?
とは言え、やはり漫画家さんのタッチも大切ですよね。
マンガとしての表現力が確かなら、タッチも評価基準にしていただいて良いのです。
ただし!その際に、自分の好みだけで選んではいけません!
マンガを制作される目的は、あなた自身が読むためではなく、クライアントや顧客に読んで頂くためですよね? だったら、タッチもその「読者ターゲット」に合ったものを選ばなければいけません。
ターゲットは学生なのか、若者なのか、はたまたご高齢の方なのか? 性別は男性ですか?女性ですか?
その方たちの好みを知るために、対象となる年齢や性別の方に意見を聞いてみるのも良いでしょう。ターゲットが求める作風やタッチ、メッセージなどを把握しておくことは大切です。もちろんアドマンガと致しましても、5,000点を超える制作実績を活かし、アドバイスさせていただきます。
“理解力”は、漫画家さんの重要な能力の一つです。
タッチやマンガの表現スタイルが気に入ったとしても、選んだ漫画家さんの、マンガで表現したい内容への理解力が低ければ、出来上がる作品は満足いただけるものにはなりません。
例えば、「金融はさっぱりわからない」であるとか、「IT関連は苦手」であるとか、逆に「歴史関係には少し自信がある」であるとか、人によって得手不得手があります。
これはマンガのタッチにも言えることですが、その漫画家さんの不得意な分野のお仕事をお願いしてしまうと、ミスマッチが生じてしまいます。
少なくとも発注したい内容に関して抵抗感を示さないような漫画家さんを選ぶことが大切です。
「安くても、がんばります!」という漫画家さんにはご用心。
漫画家さんの中には、「いくらでもやります! 何でもがんばります!」と言う方がいます。
もちろん熱心なのは悪いことではないのですが…はっきり言って、こういうケースは、実際に漫画家さんとお会いして、その方の生活状況や漫画家としての素質を確認しないと危険です。
その方は本当に「マンガとしての表現力」「ターゲットに適した作風」「内容への理解力」を兼ね備えているでしょうか? 原稿料が安いからと言って “安かろう悪かろう”ではかえって損をしてしまいます。
せっかくマンガを制作するのですから、高い満足感を得て、長く使えるものを作りましょう!
仕事をお願いする漫画家さんが理解できる、“資料とシナリオ”が必須!
では、そんな最高のマンガを作るためにはどうすれば良いのか?
それには、マンガにしたい内容の“資料とシナリオ”が必須です!
広告マンガを制作するためには、漫画家さんとの協力が欠かせません。例えば、商品をマンガに登場させる場合には、正確に描いてもらう必要がありますよね? そのために商品をデジカメで撮影した画像や、商品が写っているパンフレットなどを漫画家さんに送る必要があります。
その他にも、「こんな展開でマンガを作って欲しい」というシナリオも必要です。もちろん細かい部分は漫画家さんのクリエイティビティにお任せすることも出来ますが、意図に沿ったものを制作するためには、シナリオがあったほうがはるかに展開がスムーズですし、トラブルも起こりにくいのです。
「どんな資料を用意すれば良いのか良くわからない」「シナリオなんて自分では考えられない」という方は、
アドマンガ専任スタッフまでご相談下さい。
漫画家の理解力は、学歴と職歴に比例する3つの理由
私たちが接してきた2,000人の漫画家の内、大卒+一般企業での実務経験を持っている方は10%未満です。どういう方が多いかというと、小さい頃から漫画を読んだり描いたりするのが好き。高校3年生の時、進路指導の先生から「この成績では良い大学にはいけないな」と言われ、「俺いいです、勉強特に好きでもないし」。で親と相談し専門でも行くか、となるケース。
学歴や職歴がなぜ広告漫画のクオリティに関係するのか? その理由は3つあります。一つは学歴のある方ほど資料の読み込みが早い。これは受験勉強の力と同じです。2つ目は職歴=会社勤め(ビジネスマン)を経験することでクライアント(ビジネスマン)とのコミュニケーションが快適にできます。逆にこの経験がない全体の90%の漫画家に直接コンタクトを取っても上手くいかない理由はここにあります。3つ目は、それなりの大学に通った方はその後同期や仲間と定期的に会うだけで、それは立派な定点観測。会社や社会の実態、時代の変化が手に取る様にインプットできます。
特に『企業の課題を漫画で解決すること』が広告漫画の目的であれば、企業という組織の 中での勤務経験があるか否かは天と地ほどの差があります。
漫画家一人に全てを任せない
そもそも広告漫画の目的である『企業の課題を漫画で解決すること』を漫画家一人でやるケースはほとんどありません。理由は「6.漫画家の理解力は、学歴と職歴に比例する3つの理由」で説明した通りです。弊社であれば営業担当、編集担当、取材のできるシナリオライター(ネームライター)の3人がクライアントとの打ち合わせに入り、漫画家、アシスタント含めた5人体制でのチームで制作進行するケースが多いです。ネームライターが作画も兼ねるケース以外は、漫画家(全体の90%)はクライアントとは接触しません。
漫画家の能力は人それぞれです。経験の違いや得手不得手が当然あります。例えば、●ネーム(ストーリー構成)は上手いが作画は下手●作画は上手いがネーム(ストーリー構成)が遅い●キャラは古いが有名漫画家のアシスタント経験を活かし背景は超一流●キャラはバツグンだが売れっ子で全部を仕上げる時間がない●背景を任せたらネット上のアシスタントをフル稼働させ、超短納期で仕上げるプロアシ、などです。
漫画家一人に全てを任せるのではなく、漫画制作にかかわる業務を因数分解し、分業体制の中で「漫画家の得意」を足し算で完成させることによりクオリティの最大化を目指しましょう!